Topics特集 キウイのチカラ

ママも赤ちゃんもハッピー!
妊活&妊娠中にうれしい
キウイのパワー

写真:竹内正人先生

お話を伺いました

竹内正人先生

産科医・医学博士。1987年日本医科大学医学部卒業。同大学院卒業、米国ロマリンダ大学留学、日本産婦人科学会専門医、元葛飾赤十字産院産科部長、JICA (国際協力機構)母子保健専門家。たくさんのお産に携わりながら、より優しい「うまれる」「いきる」を3世代/100年先につなごうと、さまざまな取り組みを展開している行動派産科医。妊娠・出産・育児ママに応援メッセージを毎日届ける無料メルマガ《そのママ》を続けている。著書・監修多数。

赤ちゃんの健康はママ頼り!

 「元気な赤ちゃんを産みたい!」「大切な我が子が元気に育ちますように──」。妊婦さんはもちろん、妊活中の女性も出産後のママも、こう願っているはず。そんな女性たちに知ってほしいことの1つが“栄養”です。

「かつては妊婦さんの『栄養の摂り過ぎ』が問題になっていました。しかし最近では『栄養を摂れていない妊婦さん』が増えています」と竹内正人先生は指摘します。栄養がきちんと摂れていないと、赤ちゃんの健やかな成長へのリスクがあるのはもちろん、妊娠や出産後の発育にも影響する恐れが! でも、必要以上に体重を増やすのもよくないというし、どんな栄養をどんなふうに摂ったらよいのでしょう? 産科医で、母子保健の専門家としてさまざまな国の母子医療に関わってきた竹内先生に聞きました。

小さく生まれる赤ちゃんが増えています!

※データ:厚生労働省、平成24年「人口動態統計/性・出生時の体重別にみた年次別出生数・百分率および平均体重」から作図

妊活中&妊娠中に摂るべき栄養素は?

 妊活・妊娠中の栄養について、竹内先生は次のように話します。
「健やかなマタニティライフにはたんぱく質をはじめ、ビタミン、ミネラル、葉酸、食物繊維などをバランスよく摂ることが大切です」

妊活・妊娠中に意識して摂りたい栄養

  • 食物繊維

    妊娠中は黄体ホルモンが腸の働きを抑制しているため便秘になりがち。お腹の調子を整える食物繊維を積極的に摂りましょう。

  • ビタミンC

    妊娠中や出産後は赤ちゃんに栄養が取られるため、肌が荒れがちです。美肌のビタミンは積極的に摂りましょう。また、ビタミンCは免疫力を高めるので風邪予防にも。

  • 葉酸

    神経管の形成やDNA合成、先天性心疾患のリスク低減など、胎児の発育には欠かせない栄養素です。また、葉酸摂取によって流産率、死産率が低下するという報告もあります。

  • カリウム

    妊娠後期に悩まされがちなむくみ。カリウムは、余分な塩分(ナトリウム)を排出する働きがあるため、むくみの解消に有効。

  • ビタミンE

    冷えに悩まされる妊婦さんも。ビタミンEは、血行を改善する働きがあります。

  • ビタミンB6

    糖質・脂質・たんぱく質からエネルギーを作るのに欠かせないビタミンです。

 一方、摂りすぎに注意したいのが「脂質」「糖質」「塩分」です。
「女性が過剰摂取しやすいのが糖質です。妊娠中はインスリンというホルモンの働きが抑制されているため、糖を摂りすぎると血糖値が下がりにくい状態になり、多くの糖が赤ちゃんに行ってしまいます。糖が多くなると、赤ちゃん自身が成長ホルモンでもあるインスリンを分泌することでどんどんと大きくなる可能性が高くなります。逆に生まれた後の赤ちゃんは低血糖になりやすく、脳細胞(神経細胞)への影響なども心配されます」(竹内先生)

妊活・妊娠中の栄養補給はキウイフルーツで!

 妊娠中はもちろん、妊活中にも意識してほしい栄養素が「葉酸」です。18歳以上の女性について、葉酸の推定平均必要量は1日200μgですが、妊娠中は400μg、授乳中は280μgの摂取が必要とされています(※1)。

「葉酸は、脳神経などの神経系や脊髄の形成に必要な栄養素です。こうした組織は妊娠7週には形成されるので、妊娠がわかってから摂り始めても間に合わない場合があります。ですから妊活中の女性、または妊娠の可能性のある女性は、妊娠前から毎日400μgを摂取することをお勧めします。また、葉酸には遺伝子の働きを調整する役割もあります。妊娠中期以降は胎児の細胞の増殖が盛んになるため、妊娠中を通して葉酸は積極的に摂るとよいですね」(竹内先生)

 葉酸を含む食品の一つが、キウイフルーツ。グリーンキウイ1個(可食部100g)には葉酸が38μg(※2)含まれています。葉酸は緑黄色野菜や海藻などにも含まれますが、水溶性ビタミンなので調理によって失われがち。でも、キウイフルーツなら調理をせずに生で食べられるので、葉酸の補給にぴったりなのです。

また、キウイフルーツは便秘の解消に有効な食物繊維、むくみや高血圧の予防に役立つカリウム、抗酸化力の高いビタミンC、血行を促す働きのあるビタミンEなど、さまざまな栄養がギュッと凝縮されているところも魅力。

妊活・妊娠中に摂りたい栄養がつまったキウイフルーツ 妊活・妊娠中に摂りたい栄養がつまったキウイフルーツ

「キウイフルーツは、血糖値が上がりにくい低GIの食品なのもいいですね。妊娠中は果物をとると血糖値が上がってしまうというイメージがありますが、キウイフルーツは血糖値が上がりにくく、1個あたり50~60kcal程度と低カロリー。また、キウイフルーツの成分には、妊娠中に必要な栄養素がギュッと詰まっています。生まれてくる子どものことを考えたら、妊活中はもちろん、妊娠前からキウイフルーツを摂って栄養のことを考えるきっかけにして欲しいですね。こういう意識が出てくると、妊娠・妊活中の行動、運動、生活習慣が変わるきっかけになります」(竹内先生)

※1 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
※2 ゼスプリ調べ


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