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研究内容:
「XYZ活性酸素消去のメカニズム」
研究者:
東北大学 大久保一良教授
研究結果:
キウイには異なる働きをもつ2種類の抗酸化物質(スカベンジャー)が含まれていることを実験で明らかにしています。

キウイには活性酸素を消去する作用のあるスカベンジャー(=抗酸化物質)が含まれています。東北大学 大久保一良教授らの研究チームは、身近にある食品について活性酸素とそれを消去する 作用を「XYZ活性酸素消去のメカニズム」として解明しました。そしてキウイには異なる働きをもつ2種類のスカベンジャーが含まれていることが今回明らかになりました。

【X:活性酸素】
私たちが呼吸によって取り込まれる酸素の約2パーセントが、体内で活性酸素となるといわれています。活性酸素は体内に侵入してきた病原菌を殺すために必要なものでもありますが、不安定で反応しやすいため、手近な物質と結びついて相手を酸化させたり遺伝子を傷つけたりします。まるで鉄がさびるように体の中がむしばまれ、その結果、動脈硬化やガン、老化の促進が引き起こされると考えられます。
【Y、Z:スカベンジャー】
活性酸素を消去する働きのあるもの、例えばお茶のカテキンやブドウのアントシアニン、ビタミン類などの抗酸化物質を、総称してスカベンジャー(=掃除役)といいます。スカベンジャーは、それぞれ異なる働きをもつ2つの型(Y型)、(Z型)に分けられることが明らかになりました。スカベンジャー(Y)が直接、活性酸素(X)に働きかける活性酸素消去物質であるのに対し、スカベンジャー(Z)は、その橋渡しをする役目を担っています。スカベンジャー(Y)と(Z)はどちらか一つが欠けても反応が進まず、両者が存在してはじめて(X)の消去が行なわれます。
キウイが光った!活性酸素消去の瞬間

実際に、大久保先生らは(Y)と(Z)による(X)の消去反応の際、発生するエネルギーが光となって見ることのできるシステムを利用し、キウイの発光の様子を調べました。

Yの分布
Zの分布

【YとZの分布図から 】
キウイフルーツは、植物性由来のY型、動物性由来のZ型のスカベンジャーを両方とも豊富に含んでいます。
グリーンキウイとゴールドキウイにおいては、YとZスカベンジャーの存在部位が異なります。
キウイにはポリフェノールがたっぷり!

帝京大学山崎正利教授の研究によると、キウイフルーツには身近な他の果物に比べ、ポリフェノールが豊富に含まれていることが分かりました。ポリフェノールは、強力な抗酸化作用をもち、動脈硬化などの生活習慣病を発症する原因の一つとされる体内での活性酸素発生を抑制する効果があることで知られております。


※出典:帝京大学山崎教授による第58回日本ガン学会データ

<ポリフェノールとは?>

ポリフェノールとは、植物に含まれている色素や苦み・渋味の成分です。例えば、赤ワインやブドウの中に含まれている赤い色素のアントシアニンや、お茶の苦み・渋味成分のタンニンやカテキンなどが代表的なポリフェノールになります。抗酸化物質の一つです。

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